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2024年3月9日土曜日

痔瘻の手術したので!その時のおはなし

去年あたりに肛門周囲膿瘍と診断されて、診断された次の週に膿を出す手術をした。

んで、その膿を出した跡が痔瘻になり、それを根治するための手術を3/1にして、一週間入院した。

その際の生活について書こうと思います。

症状によって様々だと思うが、テキトーに参考にするといいんじゃないかな。

これはある程度書いてから思ったことだけど、テキトーに「だである」調で書いてみたけどなんか堅苦しいな〜これが「。ハラスメント」ってやつか〜と思ったっすね。気にしないでくれると助かる。


・手術当日
9時に来院し、軽い診察の後に浣腸をされた。
前回の手術の時はすぐに出していいと言われたが、今回はしっかり5分待てと言われた。いわゆる普通のイチヂク浣腸みたいな感じ。普通に耐えるのが困難な上、便座に座って我慢しろと言われたのでたいへん弱った。結局4分くらいで射出した。

その後入院する部屋で手術の時間まで待機。13:30から手術で、11:00以降から水分を摂らないように指示された。その際に手術着と紙パンツを渡され、それに着替えた。

いよいよ13:30になると手術室へ連れて行かれた。まず着ているものを全て脱がされ(紙パンツを履かせる意味とは?)、手術用のベッドに座らされた。そして腰椎麻酔。背中にイソジンの様な消毒液をたっぷり塗られ、針が刺さった。鈍い痛みが背中を襲い、脊椎を伝って麻酔が染み込んでいくのを感じる。この際頭は下に向けるように言われ、実際少し上げてしまった時には脊椎と同様の痛みが首筋に走った。

麻酔が効いたのをメスかなにかで確認された後、ベッドに腹ばいになった。ベッドは傾き、ちょうど下のような体勢にさせられた。

頭← ○/\ →尻

そして私の肛門は裂かれた。今回の手術は開放術とかいう手法らしい。電気メスで皮膚を切り裂く際の焦げた臭いは独特で、陰毛を燃やした際のそれと近い。(なんだよそりゃ (^^; 
手術の様子は後方のモニターに映されていたが、見る勇気はなかった。

手術が無事に完了すると、肛門にパッドを当てられてT字帯で結ばれ、担架で病室まで運ばれた。麻酔が切れるまで寝たきり状態。

時間が経ち、何とか立ち上がれるようになると同時に肛門にナイフが刺さったかのような鋭い痛みが走った。痛み止めにはボルタレンが処方された。

ちなみに、術後1ヶ月は患部を保護するため肛門にナプキンを当てる羽目になる。その際、ナプキンには何かしらの軟膏を塗る。今回の手術では強力ポステリザンとかいうのを貰った。

手術当日は飯が食えないので、空腹感との闘いになる。しかし術後の麻酔が切れれば水分は取れるので2Lのスポーツドリンクを持ってくるといい。どちらにせよ痛みと空腹で辛い思いをするので、さっさと寝るべし。

・術後1日目
この日から普通の食事が摂れる様になった。病院食は健康に気を使ったボリューム感のないシンプルなものだが、非常にありがたかった。

そして術後初めての便が出た。ウォシュレットでよく洗うように指示されていたが、排便時も切れ痔のような痛みに襲われるし、ウォシュレットの水流を「やわらか」の最小にしても非常に痛かった。他の人のブログを見ると、携帯用ウォシュレットなら更に弱い水流で洗えるらしいので、いつか買おうと思う。まぁ、海外みたいなビデ(尻を洗う用の、便座のない便器みたいな洗面台)から温水が出るのが一番だとは思うけどね。

また、排便をスムーズにするための「イサゴール」という健康食品を買わされた。これはサイリウムハスクにアセロラの味をつけたもので、水に溶かしてそのまま飲んだり、また時間が経つと固まるのでゼリーのようにして食べることができる物だ。これはかなりオススメで、なんせ粉全体が食物繊維だから下痢体質の私が飲むと便通が非常に快調になってしまう。オススメは冷水に溶かしてすぐに飲むこと。ぬるい水道水とかで飲むと非常にまずい思いをする。

夜寝ている最中に、尻が痛くてナプキンを交換した。お陰で睡眠の質がダダ下がりで、ポケモンスリープで珍しくうとうとタイプが出てしまった。

・術後2日目
入院生活はとにかく暇だった。当然、スマホで動画を見たり、持ってきたNintendo Switchで遊んだりはしていたが、やはり食事が一番の楽しみだった。

この日の朝の点滴を終えると、シャワーが出来るようになった。肛門周辺は石鹸で洗うことは出来ないが、シャワーで流すだけでも痛みがかなり和らぐそうで、実際そうだった。

相変わらず排便時は痛む。便通のタイミングに合わせてシャワーに入るといいかもしれない。

・術後3日目
この日から喫煙できるようになった。楽しみがまた一つ増えた。

ナプキンに着いてる分泌物が余りにも茶色くて、便じゃないかと疑った。でも先生に聞いたところ、ちゃんと傷口から出てきているものらしい。

・術後4日目
排便時に痛む時間が短くなった気がする。それでも痛みは強い。

そもそも1週間入院するのは術後の経過観察をしっかりしたいからとかいう理由だろうし、生活もあんまり変化がないし、そろそろ書くことが無くなってきた。

・術後5日目
排便時に痛む時間がかなり短くなった。でもやっぱり痛いので、痛み止めは余さないでガンガン飲むべきだと思った。排便前に飲んでもいいかも。

ちなみにこの日は研究室の毎週恒例のミーティングがあった日。また来週もミーティングをやるってメールが来て驚いた。いい加減春休みにしてくれよ〜

・術後6日目
特になし

・術後7日目
遂に退院。父親に車で迎えに来てもらったのが助かった。
この日は流石に退院したばっかりだから家でおとなしく過ごそうと思ったら、大学院の入学書類に顔写真が必要だということが分かったので、床屋に行ってきた。


以上が入院時の体験記です。

退院してから感じたことは

・湯船に浸かるとなんか出てきそう
これは術式の関係で肛門括約筋を切っているからケツの締りが悪くなってるのが関係していると思う。
・歩くのが非常に大変
尻にナプキンを挟んだ状態なので、歩くと傷が痛み、それをかばうように変な歩き方をすることで腰が痛くなる。腰痛も避けようとすると歩幅が極端に短くする(足のサイズと同じくらい)かジジイのように腰を曲げて歩くしかないという悲しい状況になる。
・排便時の痛みがかなり減ってきている
痛みが引くまでの時間が10分→5分くらいになったんじゃないか?

といった所。

退院してすぐに学校に行くとかの社会活動をするのはケッコウ難しいと思った。なので春休み?の時期に入院したのは正解だった。


と言うわけで以上になります。
これから痔瘻で手術するぞっていう人も頑張ってください!